「抗力」part2! どうしたら減らせる?(造波抵抗)

こんにちは、koheyです。

 

 

今回も「抗力」についてもう少し
掘り下げてお話していきます。

 

今回のテーマは造波抵抗です。

抗力の要素のうち、造波抵抗が占める
割合はおよそ50%と言われています。

 

抗力の要素で最も大きな割合を占めて
いるのが造波抵抗です。

 

つまり、造波抵抗を制した者がレース
を制することが出来るのです。

 

 

あなたは造波抵抗を軽減するには、
どうしたらいいと思いますか?

 

少し考えてみてください。

 

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いくつか思いつきましたか?

 

造波抵抗とはその名の通り、
自分が造った波による抵抗です。

 

実は、波を造ることにもエネルギー
が必要です。

 

造波抵抗が生まれるということは、
進路を妨げられることと、エネルギー
を奪われることの二重でデメリットが
あるのです。

 

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加えて、造波抵抗は速度の三乗に
比例すると言われています。

 

しかし、それゆえに造波抵抗の軽減は
大きなメリットをもたらします。

 

 

造波抵抗を軽減するには、

極力波を造らない泳ぎをすること
が重要です。

 

エントリー時の手首や腕の入水角度は
30°程度が、最も波を造りにくい角度
であるとされています。

 

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真上からたたきつけるように入水したり、
大きな角度をつけて入水したりる人を
よく見かけますが、あまり望ましく
ありません。

 

キック動作でも造波抵抗は発生します。

 

大きなキックは波を生む原因になります。

 

キックの振幅は身体の幅を少し超える
程度で十分です。

 

また、意外かもしれませんが、水中
よりも水面の方が総抗力は大きく
なります。

 

水面では、身体が流水を圧縮することで
波ができるためです。

 

つまり、スタートやターン後の
水中キックは理にかなっているのです。

 

 

まずは、最も意識しやすいエントリー
から改善してみてください。

 

遠心力を使って腕を戻している人は、
リカバリーで脱力することを意識
してみてください。

 

 

今回も非常に長くなってしまいました。

 

お付き合いいただき
ありがとうございました。

 

途中で投げ出さずにここまで読んで
くれた方、ありがとうございます。

 

ここで得た知識をぜひ実践で
取り入れてみてください。

 

行動しなければ変わりません。

 

あなたの行動次第であなたは
成長することも、停滞することも
できます。

 

 

 

あなたの頑張りを陰ながら応援
しています。

 

 

次回は「手の掻き」についてお話
したいと思います。

 

ではまた!