泳ぐ速さを決める3要素:No.2『抗力』
こんにちは、koheyです。
今回は『抗力』について
お話します。
抗力は“水の抵抗”とよく言われますが、
趣味でも競泳でも、水泳をする人
にとって、水の抵抗を減らすのは
大きな関心のひとつだと思います。
まず、抗力というのは
速度の三乗に比例すると
言われています。
つまり、泳ぐ速度が上昇すればするほど
身体にかかる抗力も右肩上がりに大きく
なるわけです。
この意味をよく理解してください。
水の抵抗を減らせば加える力は同じ
でも、最大限の推進力に繋がります。
水泳における抗力には
いくつかの種類があります。
1.流水抵抗(形状抵抗)
2.摩擦抵抗(粘性抵抗)
3.圧力抵抗
4.造波抵抗
5.推進抗力
1~4までは一般的に“水の抵抗”
と呼ばれるもの。
水泳において減らすべき抗力です。
しかし、速く泳ぐためには
減らしてはいけない抗力も
あります。
“抵抗”と聞くと、泳ぎの妨げになる
と感じる方が多いと思います。
タイトルを“水の抵抗”ではなく、
『抗力』にしたのはそのためです。
5の抗力は減らしてはいけない、
むしろ増やすべき抗力のことです。
私は1~4の減らすべき抗力を
『被抵抗』と呼んでいます。
対して増やすべき抗力の5は『補抵抗』
と呼んでいます。
被抵抗と補抵抗はそれぞれ-と+の
イメージです。
次回以降は、今回紹介した抗力を
ひとつずつ解説していきます。
ではまた!
泳ぐ速さを決める3要素:No.1『推進力』
こんにちは、koheyです。
今回は『推進力』について
お話します。
まず、大前提として
水泳における推進力とは、
水中で身体を前進させる力
のことです
では、皆さんはどうやって
水中で体を前進させていますか?
どんな物体も、移動するには
作用・反作用の法則に従って、
進みたい方向とは逆向きに力を
加える必要があります。
つまり、
“前”に進むには、“後ろ”に力を加える
ことが必要になるわけです。
そう、ストローク動作やキック動作は
この原理を活用しているのです。
水泳選手にとって至極当然のこと
ではありますが、この原理を常に
頭に入れておいてください。
これは推進効率を考えるうえで
非常に重要な要素です。
次回は『抗力』についてお話して
いきたいと思います。
ではまた!
泳ぐ速さを決める3要素
こんにちは、koheyです。
今回は『泳ぐ速さを決める3要素』
についてお話していきます。
水泳競技に取り組んでいて、記録
が伸びずに悩んだことがある人も
多いでしょう。
今よりも水泳が上達するために、まずは、
速さとはなんであるか、根本から見つめ
なおしていきましょう。
今回は「どうしたら速くなれるか?」
ではなく、『速さは何によって決まるのか?』
を考えてもらいます。
水泳において“速さ”の指標はタイム
です。
したがって、上記の質問は
『タイムは何によって決まるのか?』
と言い換えることもできます。
例えば、100m自由形を1:00.00で泳ぐ
選手がいたとしましょう。
その選手の1:00.00というタイムは
何によって決まったと思いますか?
なお、体調やモチベーションなど、
生活環境によるものや心理的なもの
は考慮しないものとします。
考えてみてください。
…………
いくつか思いつきましたか?
それでは『泳ぐ速さを決める3要素』
を発表したいと思います。
1.推進力
2.抗力
3.慣性パラメータ(身体特徴)
そう、実はとても単純なことなんです。
次回以降はひとつひとつ掘り下げて
お話していきます
ではまた!
泳ぎ方より理解が重要!?速く泳ぐために必要だけど見落としがちなこととは?
こんにちは、koheyです。
さて、唐突ですが、
水泳で記録が伸び悩んでいる人に質問します。
練習を頑張っているけど
記録がどうしても伸びないとき、
その状況を抜け出すために
最も重要なことは何だと思いますか?
泳ぎ方を変えること?
違います。
フィジカルを鍛えること?
それも、違います。
速く泳げるようになるために最も大切なこと
それは、
自立した思考力です。
このブログでは、
自立した思考力を養うための
知識や情報を提供していきます。
次回は『泳ぐ速さを決める3要素』
についてお話します。
ではまた!